ホームページを通じたネットからの問合せは、顔が見えない問合せのため、「からかいが多いのでは？」「本気のお客様は少ないのでは？」など疑問や戸惑いを感じる方も多いです。 しかし一方で、顔は見えてもお店ではなかなか確認しにくい、お客様の連絡先は自然に確認できる という特徴があります。 必要に応じてメールアドレスのほか、電話番号や住所などもお尋ねすることも自然な流れの中でできます。
顔が見えないということで、敬遠するには、インターネット市場の成長 を考えれば、非常にもったいないことだと思います。
でも確かに、顔が見えないということで、「お客様の反応が分かりにくい」「手応えが分かりにくい」という側面はあります。 ですが、それはネットでの商談の特徴の一つと捉え、適切に対応することで商機に変えることができます。
お客様の視点で考えていくと、分かってくることも多いです。 どんなお客様が、どんな理由から、ネットを使うのかをまとめてみたいと思います。
残業で遅くまで仕事をしている方、家事や子育てに追われる主婦 など、行きたくても店の営業時間となかなかタイミングが合わないお客様もいます。
インターネットの場合、受付は２４時間いつでも可能ですので、お客様にとっても、時間を気にしないで利用できる便利さがあります。
目が離せない子供 や、介護のご家族 がいる場合、準備して出かけるほどの時間がなかなか持てないという方もいます。
でも、子供の昼寝や、テレビ・DVDに夢中になっているときなどのスキマ時間でも、インターネットなら利用可能です。
悩んでる時間がない分、必要なものについては、素早く決めるかもしれません。
お店探しにタウンページを利用する人は多いです。 しかし、タウンページの情報は広告がない限り、「名前」「電話番号」「住所」だけです。 会社の大きさは？ 実績はどうか？ 信頼できそうか？ などまでは分かりません。
電話をかける前に、もう少し知りたいということで、インターネットでホームページを探す人も多いです。
そして、ホームページを見て、不安が解決したり、あるいは興味が惹かれる情報を目にしたりしてから連絡するお客様もいます。
インターネットに慣れると、以前は辞書を使って調べていたことさえ、ネットで調べることも少なくないです。
何かに悩んだとき、コタエを求めて、インターネットを検索することは、今では当たり前のことになってます。
例えば、水漏れに困った人が、「水漏れ 大曲」とネットで検索して、出てきたホームページをいくつか調べて、金額も妥当で、近くて、すぐ対応してくれそうな業者に依頼するということも考えられます。
インターネットでは一見、「これは売れないんじゃない？」という商品も 売れていたり します。 「売れない」と考えた根拠が、案外、的外れだったり、あるいは何らかの工夫で克服されることで売れてるようです。
ネット通販での、服の購入も今では当たり前になりました。 でも、試着もできないのに、通販で「サイズは大丈夫なの？」と心配になりそうです。
しかし衣類については、ネット通販が広がる前から、カタログ通販があったように、サイズについての課題は、克服できる課題だったということです。
もちろんそためには、サイズについての細かな表記や、イラストを使った分かりやすい説明が重要です。 それでも、サイズに関するクレームや間違いはゼロではないですが、採算が取れなくなるほどではないということです。
近頃はテレビCMなどでも知られるようになりましたが、それ以前から、宅配水はインターネットでかなり売れていました。
宅配水の多くは、最初にサーバーをレンタルして、水を随時購入します。 ちなみにサーバーは、お湯も冷水も使えるものが多く、レンタルには有料と無料の場合があります。レンタルは無料でも定期的なメンテナンスに費用がかかる場合もあります。
水道があり、その気ならスーパーなどでペットボトル入りの水も買えるのに、どうして宅配水が売れるのでしょうか？
それだけ水道水の水質が信頼されていないということかもしれません。実際、水道水を料理には使っても、直接飲むことがないという人も多いと思います。 健康志向、安全志向からなのでしょう。 頭で考えるだけでは、なかなか気づきにくい需要かもしれません。
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